大学で民俗学を教える教授・姫田は妖怪サークルを立ち上げた。江戸時代末期、「河童と座敷わらし」の仲に横恋慕した鬼女が、村人をたぶらかし二匹の仲を裂こうとするが、河童は高僧の法力の助けを得て「塚」に鬼を封じ込めたという伝説があり、姫田はその「塚」を探したかったのだ。偶然、メンバーの浅野が妖怪伝説発祥地の出身で、実家が民宿を経営していると聞き、姫田は他のメンバーの聡美(栗林里莉)と柴田を連れ調査合宿に向かう。だが柴田は、想いを寄せていた聡美が、じつは姫田と不倫関係にある事を道中知り、ショックを受ける。一方、一足先に実家へ戻っていた浅野は民宿を営む長田夫妻と娘の綾(伊東紅)と共に一行の到着を待つのだが…。