天河花奏(あまかわかなで)は、明るく真面目で成績優秀、清楚で可愛らしく映像研究部の西田一(にしだはじめ)に好意を持っていた。季節は夏…二人は互いに、この夏休みの間に距離を縮め、恋人になれたらと淡い期待を抱いていた…はずだった。そう…女好きで、気に入った女に片っ端から手を出し、飽きたら捨てる…そんな悪評を持ったあの男が、彼女に目を付けるまでは。当日、映画の約束をしていたはずの西田の姿は待ち合わせ場所にはなかった。代わりにあの男の姿が!仕方なく映画をだけならと一緒に見る事にした花奏。映画を見た興奮で心がウキウキしていたところで、突然あの男が告白してきた。西田に想いを寄せている花奏は返答に逡巡していると、肩を掴まれ強引にキスをされてしまう。これは悪夢の始まりか、それとも…。夏休みが終わり、花奏の姿を見て驚く西田。これはいったい!?