作者が二人の幼い愛娘をモデルに描いた『日曜日の相好』と題された絵は、その圧倒的な存在感から審査員や観覧者の絶大な評価を得、すぐに高値が付く。作者である瀧田晴子は、名声や営利目的ではなく、あくまで娘たちのために描いており、高額での取引の話をいくら持ちかけられようと、その絵を手放そうとはしなかった。そして、その喧騒もおさまった頃、事件が起きた!家に強盗が押し入ったのだった。絵は盗まれ、その現場を偶然見ていたと思われる絵のモデルにもなった次女の瀧田楓はその強盗団にさらわれてしまう。そして月日が流れ、大人になった長女の早苗はある事に気が付く。滝田家で隠されていた真実を聞いた早苗は、剛毅団と言う組織に挑む事になる。奪われた絵と妹を助け出す為に!